生理前の具合悪い状態と皮脂を避妊薬で改善

避妊薬には、皮脂のコントロールと、生理前の具合悪い状態を改善する効果が期待出来ます。
避妊薬は卵巣ホルモンの働きを抑える薬で、アンドロゲンというホルモンを抑制すると、皮脂の分泌量が減ります。生理前になるとニキビができやすくなるという人は、避妊薬を使うと皮脂量がコントロールされて症状が改善される可能性があります。
ホルモン量が少なめに配合されている低用量ピルは、ニキビの予防に効果的です。ニキビの原因は男性ホルモンの影響で、先ほどのアンドロゲンも男性ホルモンの一つです。これには皮脂の分泌を多くする作用があるため、ニキビができやすくなります。皮脂が多くなるということは、ニキビの元になるアクネ菌が住みやすい環境を用意しているようなものです。生理前には黄体ホルモンの分泌が多くなりますが、黄体ホルモンは男性ホルモンに似た作用を与えるため、ニキビができやすくなります。
また、低用量ピルには、生理前の具合悪い状態を改善する効果も期待出来ます。黄体ホルモンが増えることでお腹が張ったり、吐き気が起こる、頭痛がする、という人は、黄体ホルモンの働きを薬で抑えることで、症状が改善することがあります。黄体ホルモンは体に水を溜め込みやすくする、子宮の温度を上げる、などの作用があるので、むくみ、頭痛、微熱、などを引き起こしやすくなります。この具合悪い状態を、薬で黄体ホルモンの働きを抑制して抑えるということです。
ただし、避妊薬は使い方を間違うとかえってむくみがひどくなったり、食欲増加、気持ちが落ち込む、などの症状があらわれることがあります。また、血液凝固作用があるため、血栓ができやすくなるという副作用もあります。使い方には注意しましょう。